市立札幌病院ボランティアの会 やさしさ(gentle)の活動に参加しました。
どんな活動をしているの？
地域と病院をつなぐ病院ボランティア。市民に愛される病院作りのために外来患者さんの案内、入院病棟でのふれあい活動など多彩な活動がありますが、中には誰でも気軽に参加できるものもあります。冬の病院を彩る景観作りイベントとして、毎年、市立札幌病院周辺で行われている「ホスピタル・スノーふれあいフェスティバル」の取り組みも、そのひとつ。札幌市在住の宮谷さん親子が、雪だるまとスノーキャンドル作りを体験しました。
こんなプチ体験をしました！
よく固まるように下準備します
病院玄関に続く小道が雪だるまやスノーキャンドルで彩られ、病院ロビーにひととき聖歌隊の歌声が響く「ホスピタル・スノーふれあいフェスティバル」。「市立札幌病院ボランティアの会 やさしさ(gentle)」ができた22年前から、病院ボランティアの方たちが中心となり毎年開催されている冬のイベントです。まずは、敷地内に積もっている雪で、雪だるまをつくります。そのままではサラサラして固まりにくいので、水を混ぜて固まりやすくします。毎年参加しているボランティアの方に教えていただき、宮谷さん親子もさっそく作業を開始しました。
思い思いにみんなでつくります
シャーベット状になった雪は、台所でおなじみのステンレス製ボウルに詰めて、押し固めます。半球型に固まった雪を合わせると、きれいな球状の塊に。これを大小２つ重ねて雪だるまにします。地域の保育園の子どもたちも参加して、かわいい雪だるまがたくさんできました。宮谷さん親子はさらに、小さな雪玉を重ねてスノーキャンドルにも挑戦しました。ボランティアの方にアドバイスをもらい、風向きをみながらキャンドルの点灯口をつくりました。
夕方には、やさしい光が灯ります
できあがったスノーキャンドルは、16時に点灯開始。17時半には病院のロビーで「ホスピタル・スノーふれあいフェスティバル」開会式が始まります。病院を利用する人の気持ちを和ませ、医師や病院スタッフと協力して患者さんの不安な気持ちをやわらげる、大切な役割を果たしている病院ボランティア。宮谷さん親子の雪だるまも、病院へ向かう道すがら、そして窓から見ている入院中の方の気持ちを、ほっこり暖めているに違いありません。
体験を終えて
こういう活動をしているなんて初めて知りました。
意外に難しく、楽しくできました。入院の長い方など、こうした活動のおかげで少し安らげるのではないかなと思いました。
市立札幌病院ボランティアの会 やさしさ(gentle) (団体ページへ)
病院内のガイド活動や院内美化活動、図書整理作業のボランティア
| ■ 住所 | 市立札幌病院内ボランティア室（札幌市中央区北11条西13丁目） |
| ■ 電話 | 011-726-2211（内線2281） ※詳細はお問い合わせください |
◎お問い合わせ
市立札幌病院ボランティアの会 やさしさ(gentle)
gentle@eagle.ocn.jp
私たちの合言葉は「やさしさを花束にして」
会の花は「ライラック」です。
1995年10月、市立札幌病院の移転新築を機に70名の有志で発足。自主的活動を通じて、自己の資質の向上と人間形成に努め、地域医療の発展に寄与することを目的としています。現在は正会員135名を中心に、協力者を含め年間400名のボランティアが、院内の活動、園芸や「ホスピタル・スノーふれあいフェスティバル」など、四季折々の活動を支えています。
ボランティアの方たちが院内でかぶっているベレー帽の色は、少しずつ異なる「ライラック」の花の色。「一人ひとりのやさしさが集まって花束になる」理念を表現しています。
＜表彰など＞
- 地域環境保全功労者表彰及び地域環境美化功績者表彰（環境大臣表彰）
- 北のまちづくり賞（北海道）
- 札幌市都市景観賞（札幌市）
- 国際フォーラムを二度開催
活動概要
- 外来活動
- 院内におけるガイド活動やお助け班（作業コミュニケーション）、図書整理（ジェントル文庫、外来病棟）、院内美化活動で花や折り紙などの季節に応じた展示を行っています。
- 病棟活動
- 患者・家族とのふれあい、ディルームの図書整理、小児科病棟病衣やクッションなどの作成、病棟用品の手作りなど、手作りの温かみを患者さんやご家族に伝えています。
- 学習会
- 緩和ふれあいミーティング、手芸の会、折り紙講習会、園芸の会、リコーダーの会、時の会などで常日ごろから勉強を重ねています。
- 園芸活動
- 夏はコンテナガーデンや花壇などの植栽および手入れ。冬期間は雪だるまを展示する「ホスピタル・スノーふれあいフェスティバル」などで来院する方たちの目を楽しませています。
※2017年3月24日現在の情報です。