今日のエルプラザ当事者研究会には、期待の新人がなんと2名もデビューしました。二人とも見事な弱さの出しっぷりで、メンバーはいつも以上にワクワクが止まらない研究でした。
まず、一人目の研究は、「楽しみにしていたけど、いざ手元に来るとなかなか開封しない」という苦労。読みたい本を予約して、やっと手元に届いたのに、なかなか読まなかったり、あれこれ探してやっと見つけた洋服が届いたのに、なかなか開封しないという現象に、自分でも何故なのかわからずにいたSちゃん。
本が届くまでの時間やあれこれ洋服を探している時間が、一番テンションが上がる時間(名付けて「買う買う祭り期」）なのでは、という説。
封を開けてしまうと、そのテンションが下がってしまう寂しさ。でも、いざ開けてみると、すごく面白い本で夢中で読み耽ったり、洋服に似合うコーディネートを考えたりという新しい楽しみが。
本を読み始めるまでの時間や、届いた洋服の封を開けるまでの時間は、淹れたての紅茶の香りを楽しむような、「余韻」の時間なのかも。
ｓさんは、すぐに開封しないことをまるで悪いことをしているように感じていたようですが、その時間は、次のテンションに変わる変圧器のような作用のある、大切な時期なような気がします。
新しい風と、優雅な香りを届けてくれたSさん。また、研究をしに来てくださいね。