活動報告詳細

更新日:令和04年8月18日

グッチーさんの効用と副作用


「愚痴を聞かされるとモヤモヤする」という苦労から、理念に基づいて「人とこと(問題)を分け、「愚痴を言う〇〇さん」という「人」と、「愚痴」という「問題」を分け、それを「グッチーさん」と名付けました。
 まず、「グッチーさんは、どういう時にやってくるのか」ということで、6つの型を考えました。
 そして、「グッチーさん」に出会うと、こうするベッキーという「ベッキーさん」がやって来て、相手がそれを受け取らない時に「モヤモヤさん」が来るようです。
 そこで理念「前向きな無力」で、「グッチーさん」を眺めます。すると、「とらわれていること」は「興味」に、「悩み」が「課題」に、「孤立」が「連帯」にと変わっていきます。自然とモヤモヤやイライラは消えていき、ワクワクしてきますね。
 「グッチーさん」はいない方がいいのか?「グッチーさん」が来てくれなければ、ストレスで心がパンパンになってしまいます。でも、ストレスを吐き出すと、聞いてくれた人の方にストレスが溜まってしまうという副作用も。
 そこで、「グッチーさん」を言う側と、聞く側の対処法も研究しました。
 言う時には、言う相手、時間、頻度に気を付ける。お金を払って利害関係のない人に聞いてもらう。聞く側は、自分を大切にして、聞く時間を予め伝えておく等の対処法が出ました。
 ところで、「ぐちったー」というサイトがあるそうです。ルールは「否定的な言葉を言わないこと」で、共感したら、「いいね」を押して応援するというものらしいです。身近にいる人に負担をかけず、それでいてストレスをため込まない、新しい「グッチーさん」との付き合い方かもしれませんね。
 今回の研究では、もう一度当事者研究の原点に立ち返って、「理念」に沿って研究をしました。毎回理念は読み合せているものの、今ひとつ研究に生かし切れていない感じがしていたのですが、今回の研究は、手ごたえがありました。「経験」は宝ですね。
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活動報告概要

開催日時 令和04年8月17日(水)  
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