チャレンジドアート

まちづくりクリップ
作品を通して、社会とつながる。自立できる仕組みづくりを目指して。

作品を通して、社会とつながる。自立できる仕組みづくりを目指して。

 鮮やかな色彩、大胆な構図で描かれる絵画、ユーモアあふれるイラスト。形式にとらわれない自由な作品は見る人の心にまっすぐ届きます。「チャレンジド」とは、「障がいのある方」を表す言葉です。障がいをマイナスに捉えるのではなく、障がいを持つゆえに体験することを自分自身のため、あるいは社会のためにポジティブに生かしていこうという意味があります。

 一般社団法人北海道チャレンジドアート&プロダクツ(以下、HCAP)は、そのような障がいのある方のアート活動を支援すべく、2014年に設立されました。展覧会やワークショップを通してチャレンジドアートの普及を目指すだけでなく、そのモチーフやデザインを製品として活用できる仕組みを作ることで、障がいのある方を社会的に支援していくことを目指しています。

表現することの喜び。

 障がいのある方にとって、アート活動は自分を表現する方法の一つです。HCAPの連携団体である、札幌市北区の社会福祉法人 札幌協働福祉会 アートセンターあいのさとでは札幌市内でも珍しく、そんな活動が毎日(月曜~金曜)行われています。障がいのある方をサポートする職員は「ここにこの色を塗る」など制作方法を教えることはせず、自ら選び、決めることを尊重します。さまざまな画材と出会い、制作の幅を広げることが大きな経験になるからです。

 ここで生まれた作品は、北海道医療大学病院展示ブース、道の駅フォーレスト276大滝などで展示され、チャレンジドアートと社会とのつながりを広げています。

表現することの喜び。
チャレンジドアートを皆のものに。

 HCAPはアート活動に取り組む障がいのある方や事業所への支援だけでなく、自らイベントや展覧会も主催しています。
 まず、アート活動への入り口として、2016年7月から毎月1回「障がいのある人のためのアートワークショップ」を開催しました(2017年3月まで)。TシャツやCDケースなど様々な素材をキャンバスにして描く回や、向かい合った相手と似顔絵を描き合う回(写真)等があり、ここで新たな才能も開花しました。
 また、広く一般に向けて「チャレンジドアート&プロダクツ展(2015年12月)」も開催しました。道内でアート活動に取り組んでいる6つの事業所の作品と、それを活用した製品が併せて展示されました。障がいのある方の作品を特別なものではなく、日常にありふれたものにしていきたいと願う取り組みです。

チャレンジドアートを皆のものに。
暮らしのそばにあるチャレンジドアート。

 札幌市西区にある、社会福祉法人 ともに福祉会は、チャレンジドアートを製品化する取り組みに力を入れているHCAPの連携団体です。毎週木曜日に活動していて、制作行為そのものを大切にすることで個性的でのびのびとした作品が生まれています。事業所の1階にある「ともにアートギャラリー」では、作品展示のほかにレターセット、アクセサリー、Tシャツといった製品を販売しています。
 現在は各事業所での少量生産が主ですが、今後HCAPでは、地域の社会福祉法人、企業、団体、NPO等と連携し、製品をより多くの人に届ける仕組みを作ることで、障がいのある方が自立活躍できる社会を目指しています。

暮らしのそばにあるチャレンジドアート。

一般社団法人北海道チャレンジドアート&プロダクツ (団体ページへ)

一般社団法人北海道チャレンジドアート&プロダクツ
■ 住所 札幌市北区北6条西6丁目2番地11 第3山崎ビル3階
■ 電話 011-700-5522
■ FAX 011-700-1011

◎お問い合わせ
meri.info@meri-inc.jp

 チャレンジドアートの普及を目指します。
北海道におけるチャレンジドアートの普及を通じて、障がいのある人の社会参加と仕事作りを進め、広く社会に貢献することを目指しています。

連携団体

  • 社会福祉法人ともに福祉会
  • 社会福祉法人札幌協働福祉会(アートセンターあいのさと)
  • 特定非営利活動法人札幌チャレンジド
  • 一般財団法人たんぽぽの家
  • 特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン

活動概要

  • 障がい者のアート活動の普及・啓発
  • 障がい者のアート活動に関する企画・調査・研究・出版等
  • 障がい者アート(絵画・イラスト・書等)の仕様に関する相談・仲介等
  • アートを通じた地域や社会的課題の解決を目指したソーシャルビジネスの企画・調査・研究・開発等
  • 企業の社会貢献活動の支援
(取材・文・編集 総合商研株式会社)
※2017年3月24日現在の情報です。