活動報告詳細

更新日:令和06年12月28日

「誤作動アプリ」誕生の経緯


2023年、浦河で行われた全国当事者研究会で発表し、ユニーク賞をいただいた「誤作動アプリ」。
その時に使用した一覧表やカードを、全国の当事者研究会でも、使っていただいています。カードからイメージすることができるので、普段あまり話せない人も、自分の事をよく語れると嬉しい好評をいただいていますが、一方、「使い方がわからない」「よくわからないカードがある」等のご意見やご質問があるため、補足説明をしていきたいと思います。
「誤作動アプリ」は、「当研GO」という先行研究の発展研究です。
「当研GO」とは、2017年からエルプラザ当事者研究会で研究が始まったもので、当時流行していた「ポケモンGO」のように、「苦労」を「キャラクター」として外在化し、現象や対処法、他のキャラクターとの関係性等について研究しました。2017年度の1年間の研究報告は、「研究の素」という報告集を作成しています。当会では、現在も、このキャラクターを基に、日々研究を続けていて、7年経った今も、新しいキャラクターが続々と誕生しています。一人の人の苦労を語るのに、このキャラクターをいくつか用いて説明をしたり、一つのキャラクターを基に、参加者の「共通の苦労」として、お互いの苦労を語り合うこともあります。
「誤作動アプリ」は、この「当研GO」のキャラクターをカード化したものです。
「誤作動アプリ」が誕生したきっかけは、「外出すると、周囲の人の色々な言動が気になり、とても疲れる」というHSPのメンバーの苦労からでした。本人は、「疲れないようになりたい」という希望でしたが、「これだけ過敏なら、脳内漏電をおこすよね」「まるで誤作動アプリが内蔵されているみたい」という感想から、「誤作動アプリ」が誕生しました。以降、他の人の「誤作動アプリ」の研究へと発展していきました。2023年のベてる祭りに研究発表をするにあたり、トランプのようにカードで遊ぶ形式にしました。
「意味がよくわからない」と問い合わせが多い「パソコン系」は、自閉圏の方の研究時に作成されたものです。
この説明は、別途アップします。

活動報告概要

開催日時 令和06年12月28日(土)  
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