苦労して桜を植えた所では桜祭が興ると言われます。北区新川では平成元年、札幌市に対して堤防に桜並木を植えて欲しいという要望運動が起きました。苦しい運動の結果、平成10年、札幌市が並木用地を確保し、新川市民が堤防に出て三年掛かり出7.5㎞の並木を植えました。植えたばかりの細い若木に花が咲いたので、皆さん大変感動し、「お花見はお酒を飲んで歌を歌うが、私達はお酒を飲まずに歌を歌う」と新川さくらフェスティバル音楽祭が始まりました。
百年前、東京市が3000本の桜を贈ったアメリカ、ワシントンDC、ポーツマス河畔の桜祭りは百年続き、開花時期に色々な企業がイベントを開催し、世界中から150万人の花見客が集まるそうです。静内20間道路の花見客は20万人です。新川の桜は23年経って北区の桜になり、札幌市の桜になりました。桜はこれからが見頃になります。皆さん桜並木から生まれたこの音楽文化を大事に育てましょう。