赤いエプロン

仲間と一緒に料理力を磨いて、生涯にわたる心身の健康を手に入れる

「仕事一筋、男子厨房に入らず」という時代に育ってきたシニア世代による料理サークル「赤いエプロン」。札幌エルプラザ食材研究室で行われている例会にお邪魔し、会長の君島勝さんにお話を伺いました。

赤いエプロン 会長 君島勝さん

赤いエプロン
会長 君島勝(きみじままさる)さん

定年退職後の健康づくりをきっかけに、初代会長に誘われて赤いエプロンでの活動を始めて20年。6代目会長。大学や企業を巻き込んだ例会づくりなど、おいしい健康づくりを通じて活動領域を広げています。

医食同源、自分の健康は自分でつくる

医食同源、自分の健康は自分でつくる (写真左)例会の様子。調理前には担当班や専門家によるレクチャーを行い、食材の説明や調理手順を学びます
(写真右)この日のテーマは「腸活」。ヨーグルトやゴボウを使って腸内環境を整えるサラダやデザート、スープを作りました

―活動のきっかけ、立ち上げの経緯や想いについて教えてください

きっかけは札幌市中央区保健センターが主催した男性高齢者向け料理教室「ナイスミドルの健康塾」。そこで知り合った定年退職同期の参加者によって、1999年に結成しました。健康塾に通っている間は否応でも健康を意識しますが、終わってしまえば元の食生活に戻ってしまいます。同世代で楽しみながら健康的な体をつくり、健康意識を継続していこうと初代会長の寺西さんの呼び掛けにより活動がスタートしました。

―活動内容を教えてください

例会ではテーマに基づいた食材や調味料、料理、栄養素の豆知識を得ながら、みんなで楽しくつくって、和気あいあいと美味しく食べることに重きを置いています。栄養士や学生から学ぶ機会もあり、食材選び、食文化の伝承など料理力を磨くことができます。調理中はみんな真剣ですが笑顔は絶えません。5人ほどの班ごとの共同作業となるのでみんな仲もよく、参加することでみるみる健康になっていきます。赤いエプロンは「中央区健康づくり元気会」にも加盟しており、同会で開催しているウォーキングなどにも参加しているので、メンバーは自主的な健康づくりの機会が広がります。病院にかかることも少なくなり、楽しく充実した日常を過ごすことができています。

医食同源、自分の健康は自分でつくる (写真左)2018年秋に札幌保健医療大学で200回目の記念例会を開催。同大2年生6名から食材の栄養や料理方法についてレクチャーを受けました
(写真右)北星学園大学付属高等学校と連携。学校の授業にお邪魔し、高校生と一緒に調理しました

会員みんなで例会運営。つくり上げる楽しみ分かち合い

―団体に参加する魅力を教えてください

健康づくりは一人で取り組むのはなかなかつらいものだと思います。同世代の仲間がいて、楽しみながらどんどん健康になっていければますます長生きにつながる。みんなが自主的に健康を維持していけば医療費もかかりません。良いこと尽くしです。これまで健康や自分の時間を二の次に猛烈に働いてきた分、第二の人生を健康的に楽しく豊かなものにしていきたいですね。

―運営はどのように行われていますか?

役員会、班長会で例会や親睦行事などの予定を立て、全員で運営しています。例会の進行や課題レシピ考案、食材の用意、作業手順のレクチャーなどは各班持ち回りで担当しています。例会に参加するだけでなく、例会をあつらえる側にも関わることになりますのでみんなやりがいを感じています。例会では挨拶、本日のゲスト紹介、注意事項、バースデーメンバーの紹介、新しいメンバーの紹介、会歌を合唱し気持ちを一つにします。合間にレクチャーがあり、その日の担当班がレシピや食材について説明し調理が始まります。

料理の基本が身につき、家庭の評価も上々

―どんな方が団体に参加されていますか?

札幌市中央区在住、50代以上の男性が参加対象ですが、現在は60代、70代が中心です。現役時代は銀行マンや公務員、教員、デザイナー、薬剤師など職業や立場はいろいろ。でも同じ時代を駆け抜けてきた同世代なのでとても仲が良く、この会の活動以外にもゴルフや温泉旅行、家族ぐるみで付き合っているメンバー同士も多くいます。

―実際に参加された方の声を聞かせてください

「定年退職したばかりの頃は中性脂肪が多く不健康そのものだったけど、参加を続けてどんどん健康になっていくのを実感している」「料理の知識や技術を基礎から学べるので、次は違う食材でアレンジしてみよう、調味料を変えてみようというような応用ができるようになり、家庭でも好評」と参加者は話しています。

団体への参加方法

参加対象/札幌市中央区在住の50歳以上の男性の方

申し込み方法/電話

活動頻度/月1回、調理試食例会を開催

参加費用/毎回食材費、会場費として1,000円程度

これからも共に学び合い、健康を維持するために

―今後の目標を教えてください

2019年で赤いエプロンは設立20周年。今後も「明日の健康は今日からつくられる」ことを忘れず、健康料理を学び合い、メンバーの友情を深めながら300回例会を目指して活動を続けていきたいです。

赤いエプロン(団体ページへ)

赤いエプロン
■ 代表者 君島勝
■ 住所 札幌市中央区南9条西4丁目7-1-415
■ 電話 011-531-3986
■ FAX 011-531-3986
■ 活動時間 毎月1回10時~13時頃まで
■ メール なし
■ ホームページ なし
■ Facebook なし

取材を終えて

参加者は現役時代、仕事一筋の方ばかり。皆さん真剣なまなざしで、食材の取り扱いや包丁の手さばき、盛り付けなど所作はプロの料理人のようで驚かされるものがありました。穏やかに友情をはぐくみながら、お互いの健康をかみしめる和やかな雰囲気が印象的でした。

(取材・文・編集 株式会社Mammy Pro)
※2019年10月16日現在の情報です。